投資における成し難きこと
投資は、お金を儲けるための方法だが、考え方を誤るとお金だけでなく、他の多くのものも失うことになる。
そこで、成し難きことだが成せれば役に立つ考えを紹介しよう。
もともとは、ブッダの考えだがそれを投資に応用してあてはめてみた。
1.貧しくて、施すことは難い。
資金を減らしたときでも、寄付や施しを行える心の余裕を持とう。
2.慢心にして、道を学ぶことは難い。
勝っているときこそ、気を引き締めて金融リテラシーを磨こう。
3.色欲を耐え忍び、諸欲を離れることは難い。
欲に支配されていては、正しい考えや判断が出来なくなる。
4.良いものを見て、求めないことは難い。
良い銘柄だと思っても、すぐに手を出すと、高値でつかんで安値で売るなんてことに。
5.権勢を持ちながら、勢いを持って人に臨まないことは難い。
投資でいくら儲けたとしても、金の力で人に接するようなことはやめましょう。
6.事が起きても無心であることは難い。
株価が、暴落や高騰しても一喜一憂せずに落ち着いて考えましょう。
7.初心の人を軽んじないことは難く。
人のことをカモだと思っていれば、いずれ自分もカモにされます。
8.相手の能力を知って、教えを説くことは難い。
相手に合わせたアドバイスでなければ、効果がないばかりか逆効果になることもある、注意しましょう。
9.是非をあげつらわないことは難い。
いい加減な国や企業、アナリストなどに、文句を言ってもどうにもならない。
10.良い手段を学び知ることは難い。
投資の情報は溢れるほどあるが、どれが本当に良いのか知ることは難しい。
ここで言っていることは、修行をしているような人でも成し難きこと。
こういったことは、コントロールすることが難しいということを理解しておくだけでも投資に役立つのではないだろうか。
「お金で苦しまないために投資をするのであって、苦しむために投資をするのではない」ということを忘れずに。